もっちゃん

竜とそばかすの姫のもっちゃんのレビュー・感想・評価

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)
3.0
とても素晴らしいところと、とてもダメダメなところが混在する稀有な作品😅

仲良しさんの評価が壊滅的だったのでげんなりしてたけど、え?全然良いやん🥺とめちゃくちゃ擁護するつもりでいたら終盤に大失速💦

惜しい🥺とても惜しい🥺
まじで途中までは☆4.5クラス、下半期🦺を捉えていたのに💦


オリンピックシーズンなのでマラソンに例えると🏃‍♂️
1位の選手に肉薄する快走で競技場戻ってきたら、急にトラックを全力で逆走しだしたみたいな。

で、応援してる観客も「そっちじゃないよ‼️💦」「逆‼️逆‼️」って焦ってるかと思いきやみんなで「お前が決めたんならそれでええ☺️」とニコニコ。

な ん こ れ 🙄


でも。
素晴らしいところもダメなところもあるって、なんかひとりの人間みたい😇
良いも悪いも、ありのままの自分を受け入れようというメッセージを感じ...🥺




ない‼️🥺


ダメなもんはダメ。
ダメなところを黙認して、成長を止めるのはいけませんからね。


▼素晴らしいところ
・主役を務めたシンガーソングライターの中村佳穂さんの歌声😇
息漏れ声の表現がキャラの感情とよく合ってたので、ここは劇場の音響でぜひ味わってほしい😮‍💨
新海誠みたいな歌×映像の魅力がたっぷりでこれはミュージカル部員としては嬉しい要素でした😊

・主人公≪すず≫の境遇
AKB48がクラスで2〜3番目に可愛い子を集めたがコンセプトなら、主人公のすずちゃんはスクールカーストの下層。
カースト上位のキラキラな青春を遠い目で見つめる目立たないキャラ。
クラスに馴染めない背景もしっかりあり、それが原因でSNSの世界に逃げ込む。
虚構の世界では居場所があるが、本当の自分には自信がない。
このキャラクターはすごい共感できるし、普遍性も感じられて良かった🥺

大切な人からの愛情、そして誇れる自分を探す旅
って主題は現代にも通ずるいいテーマ🥺だったのに...


▼ダメダメなところ
・これは昭和的な考えかもしれんが、なんで大サビないの???
ラストの曲いいんやから、盛り上がるオーケストラするなら大サビもっかいやってくれ😇
CMでは大サビやっときながら本番では流れなかった実写版CATS思い出したわ🙄

・≪竜≫の境遇🤔というか根本的なストーリーの構造、土台の部分🤔

すずちゃんの物語とクロスさせるには重すぎるわあんた🙄
ただでさえすずちゃんひとりで重いのに🙄

いやもちろん重要な社会問題なんだけど、そこ描くならちゃんとやって💦
悪者が単にエンタメの悪者として描かれていて全然人間ドラマ味がなくて辟易したわ🙄
終盤の超絶ご都合主義の展開はある意味、目を見張るものがある🤔

すずちゃんの自分探しの旅だけで全然感動的なストーリーにもってけれたと思うんやけど🤔




こっからは妄想『もちゃとそばかすの姫』をお届け😇






(ネタバレあり⚠️)







母親との離別、なんであなたはわたしを残して行ったのかという長年の苦悩から生まれた歌詞
→愛情を知らない、愛とは何か、わたしの存在意義はという自省的な歌詞だが、
ネット上では悲しい失恋ソングとしてバズる💔

ネットニュースなどでもティーンネイジャーの恋愛模様を汲み取った人気ソンガーとして華々しく報道される📰

自分の能力を認められネットにできた居場所を心地良く思う反面、
自分が表現した内省的な歌詞が、本来の意図とは違うように解釈され受け入れられ歓迎されてることに戸惑う。

新しい曲をつくり歌う度に人気はあがるが
実像と虚像のギャップはどんどん広がるばかり。

(本当はこういう歌を歌いたいという曲をつくってみたが流行的ではなく全然ウレなくて、ウレ線の曲を意識する余りどんな曲をつくればいいかわからなくなるとかもあり🤔)

そんな中、地味で目立たないが優しい心をもつ本来のすずに密かに惹かれる≪もちゃ≫の姿が🥺

しかし母親に見捨てられたと思っているすずは他人からの好意を信じられず受け入れられない。

で、ラストは紆余曲折あって、ありのままの姿のすずとの顔騎のシーンでハッピーエンドだな😇
もっちゃん

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