【オススメはしません】
個人が世界を救うような内容ではなく、事故で母親を亡くした一人の女子高生が自身の内面的な問題と向き合う映画。主人公の同級生や周囲の人間たちの描写もあるけれど、それが必ずしも主人公の物語を結末へと導く要素となるわけではなく、様々なコミュニティがありそれぞれに人間としての個性や役割が点在しているのが本当に良かった（この表現の良さは「明日、君がいない」と似ているかも）。
壮大な戦い・複雑な世界観・暗示的要素・考察するような内容ではなく、デジタル空間でのユーザ同士のやりとりが安易な感じもあったので、そういうのを期待する方には全くおすすめできません…。冗長なシーンがなく素晴らしい映像・音楽表現があり、１つのテーマに対して真っ直ぐに向き合う映画として良い作品。
追記
金曜ロードショーで再度観たけど、やっぱり人の優しさの物語で良さ…
人間同士の関係性は、近いとか遠いとかではなく想いで相互になる
