このレビューはネタバレを含みます
この星3は、歌と映像に。
この映画は、虐待サバイバーと、ネットの誹謗中傷に地雷がある人は注意するべきだと思う。
以下酷評
そもそも、細田監督と女の趣味が合わんことを分かっていた上で観た。
なんか、どのキャラも行動の動機が全くわからん。なんでbellは竜の正体が気になるのか?匿名性によって歌うことができたのに、何故その彼女が相手を暴くようなことをするのか。
ネットリテラシーについてこんなに問題になって、ネットの誹謗中傷はとても重い話題なのに、なんでこんなに適当に扱ったまま放り投げて終わりなのか。
物語の被虐待児の子どもに「誰も助けてくれない」と叫ばせるなら、絶対に物語の最後で大人が救ってくれ。なんで子供らに戦わせて終わりなの。謎に虐待シーンがリアルなだけに、凄く救いのなさを感じてしまった。子供だけで虐待親と対峙って、最悪殺されててもおかしくない場面なのに眼力だけで退けるってちょっと無理がある。
自己犠牲の美化が酷くて、最悪。
最後にすずは、母親の困って傷ついている人を助けずにはいられない衝動を理解したんだろうけど、なんで理解したのかぼやけてる。
みんなで歌って大団円、子供らだけで決意固めて終わり。
なんか、監督の撮りたいとこだけ見せられた感じ。
撮りたいところだけ繋げて、ストーリーを作ったみたい。
観たあとから、ずーっとモヤモヤした。
ディズニー調なのも、なんで?どれもこれも根拠と理由が訳分からん。私は、細田監督作品にディズニーは求めてないなあ。
歌と映像が素晴らしかっただけに、本当に残念。