しめの

竜とそばかすの姫のしめののレビュー・感想・評価

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)
2.7
音楽と映像の世界観が最高だった。初めの5分でUの世界に引き込まれる。
でも、ストーリーとしては粗が目立つと言う印象。監督の書きたいシーンを書くためだけの装置としてキャラクターが作られているような感覚がして、キャラクターの感情に入り込めない。YouTuber最盛期のいま、顔を晒されることへの恐怖を描かれてもあまりピンとこないし、正義を振りかざすジャスティス?(名前うろ覚え)がスポンサーを得るほど支持されているのにも違和感がある。最後、龍を助けに行くシーンも急いで飛び出したのに夜行バスで行くという失速感もあった。お父さんが高速道路を飛ばすくらいしてくれないとお父さんを登場させる意味をあまり感じられないと思った。