このレビューはネタバレを含みます
まず映像、演出、歌、本当にどれも素晴らしかったです。現代ならではの、ってのを最大限に活かしたアニメだと思う。オープニングのライブは鳥肌立って圧倒されてうぉぉって感じで、竜に呼びかける時のライブは感動した。歌も演出も綺麗でした。
物語としては、序盤、中盤は正直退屈だなと感じてしまった。リアルとUの間が頻繁に変わりすぎてついてけなかった。あと誰にも感情移入ができなくて感動しなかった。竜とベルはなにに惹かれあったのか、短期間でなんであんなにお互い興味もってたのかよく分からんかった。そういう描写がもうちょいあればなと。愛とか絆とかも感じなかったし。
でも竜はあるある展開的なもんでしのぶくんだと思ってたけど、まさかの。世間的な色々な社会問題を取り入れた映画でしたね。
終盤に近づいてきてからだんだん面白くなって、見て良かったなと思わせてくれた。さすが細田さんって感じた。ただもう一回劇場で見たいかって言われたらそうでもない。歌はもう一回聴きたい。
ヒロちゃんは正直最後まで好きになれなかった特にベルがスズで歌おうとしてた時。あんな友達絶対いらんです。結局スズを助けてくれるのはいつもしのぶくんなんですね。イケメンすぎた。
あと個人的に高評価だったのは人気若手シンガーの幾多りらちゃんをあえて歌手として選んでないとこ。中村さん？誰だかわかんないけどスズにぴったりの歌手さんだったなと感じた。
大人が見たらたくさんの青春時代の描写に、刺さるものがあるのかなと思う映画だった。
佐藤健の声がえっろかった〜
