ともなり

竜とそばかすの姫のともなりのネタバレレビュー・内容・結末

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

アニメ映画でやりたいであろうことをいーーーっぱい入れた感じ。
「先が読めること」や「ベタ」を取り入れた作品の良し悪しを決めるのは演出だと考えている。ベタ、嫌いじゃないよ。
今回は悪しだった。

対比のために前半のBellとしてのライブはもっと派手派手が良かった。
コーラス部(お母さんのお友だち)の皆さま惜しい〜〜〜!サマーウォーズ的な大人たちの良さまであと一歩。

ずいぶんとサマウォーズ味が強いと思って、今調べて知った。細田守監督。
違いは脚本。
サマウォーズは奥寺佐渡子さん。
こちらは細田守監督。
細田監督も奥寺さんのファンでサマーウォーズのファンなのかな。サマーウォーズ良いよね。

主人公が雨の中走って転んだシーンで笑った。自分が斜に構えて作品を鑑賞しているようで少し嫌だ。
でも、あれは、さ。他にもアニメ作品を観ている人に向けたサービスのような。
映画館で観なくて良かった。
誰かの邪魔になるところだ。

カヌーだったかな、の男の子とルカちゃんの駅のシーンかわいい。
長尺使い。かわいい。

生身の見た目で歌って泣いて歌えなくなって、みんなで声合わせて歌って、少し飽きられてしまった歌姫ちゃんが「歌え!」って言うところ、コーラス部の皆さんが歌ってくれているところ好き。
お母さんとの思い出の中心、この作品の中心の「歌」が心地良くて良い〜と感じていたのに、再度歌い始めるきっかけが「鯨登場」。
え?鯨、なんか特別だったっけ?
その後Bellの姿になって激萎え。悲しかった。

ケイくん、トモくんのお父さんのバックグラウンドを一生懸命考えないと、拳を振り下ろさなかった理由と、後退りまでする理由が分からない。けれど、一生懸命考えたいとなるほどではないのでわからないままにする。
ケイくんのアズの名前が竜なのはパンフレットとかで語られているのかな。
中2の歳(だったよね?)だったの良かったな。コーラス部の方のお話といっしょ。

少し残念な気持ちで終わった。
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