シュリん

竜とそばかすの姫のシュリんのネタバレレビュー・内容・結末

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)
2.7

このレビューはネタバレを含みます

●ストーリー/設定
世界で大人気の仮想世界Uの中で冴えない女子高生の主人公が、絶大な人気を誇る歌姫になる。そこで話題の竜と呼ばれる荒らし?と出会い、竜が抱える問題を解決したいと願う。...のだが、なぜ助けたくなったのかが不明瞭。知らない子供を助けるためにその子供共々亡くなった母親と同じ行動、ということだろうか。とにかくよくわからない。
Uは世界人口80億人中50億人も使っているという現実味のなさ。登場人物全員ネットリテラシーが終わっている。ファン、アンチ、自治厨が跋扈する低民度SNSである。自分の顔を元にアバターが作られる。アバターがフルダイブ型なのかただの操作キャラなのかが分からない。
他人をボコボコにするとそのデータもボコボコになるPvP要素がある。管理者権限の行使により、強制的に自分の見た目そのままのアバターになる。正気か?


●キャラクター
すず/Belle
今作の主人公。冴えない女子高生で顔にそばかすがある。自分を変えるためにUでアバターを作り、歌ってみたら、数千万人のフォロワーができた。すごい。Uで「竜」とよばれる人と出会い、竜のことをもっと知りたいと思う。


今作のヒーロー(?)。U上では有名な荒らし的なポジション。背中に大きなアザがあり、すずに気にされる。正体は実父に虐待されてる子供。

ヒロちゃん
主人公の親友ポジション。特定厨。Belleをプロデュースしている。サマーウォーズ然り、PCに強い奴がでるのが細田守のこだわりなのだろうか...。

しのぶ
主人公の幼なじみポジション。わかったような面をして、よくわからないことをいい、すずの背中を押してあげる。なんか最後に結ばれた。

●総評
音楽と映像は️⭕️。ストーリーは駄作も駄作。美女と野獣のオマージュなのだろうが、劣化にも程がある。大人がイメージする若者のネットの倫理観を全面的に押し付けられているイメージ。とにかく音楽と映像だけの点数と言って良い。
シュリん

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