和洋折衷・温故知新の不思議な町、サムライタウン。銀行強盗の罪で留置所に入れられていた主人公〈ヒーロー〉は、ある日、町を牛耳る男〈ガバナー〉の力で釈放される。しかし自由の身となるには条件があった。それは、ガバナーの元から逃げ出した女バーニスを見つけ出し、3日以内に連れ戻すこと。失敗すれば、ヒーローのレザースーツに仕込んだ爆弾が起動してオダブツである。ヒーローは仕方なく、バーニスが潜伏しているらしいスラム街ゴーストランドに足を踏み入れるのだが…
「プリズナーズ・オブ・ゴーストランド」
以下、プリズナーズ・オブ・ネタバレランド。
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2021年ワースト、ニコラス・ケイジ史上最低作品、園子温映画史上最悪作品…と三冠を謹んで進呈したい、まごうことなき超駄作。100分ちょいの尺は、体感500分。悪しき邦画の伝統である、説明セリフの乱発。オリジナリティ溢れている風でいて単にダサいビジュアル。大掛かりなセット全く活かしきれていないカメラワーク。「ニューヨーク1997」まるパクりのプロット。唐突に入り込む歌や拍子のテンポの悪さ。ママチャリに乗せておいてやっぱりクルマという無駄展開。やけに物分かりの良いゴーストの皆さん。一緒にカチコミ行く風だったゴーストランド有志のみんなは全く活躍しないという脱力展開……このへんで止めておきます、キリないから。
ヘンな映画、というだけならまだしも、絶望的にハナシがつまらなくて、ホントに酷いです。坂口拓のフィジカルだけが見どころ。あ、パクりといえば、ニコラスのビジュアルは「狂い咲きサンダーロード」だと思ったのは俺だけ？
とにかく、観る価値なしと断言して点数なし。福田雄一の三国志の方がまだマシでした…
