このレビューはネタバレを含みます
銀行強盗に失敗した伝説の悪党は、サムライタウンの牢獄にいた。街の元締めのジジイに「孫娘を3日以内に連れ戻せ」と命じられ、首・股間・両腕に爆弾が光る革のツナギを着せられたフンドシ一丁の男ニコラス・ケイジ。今回も見事なキレ芸である。
孫娘を探しに放射能汚染でゴーストランドと呼ばれるようになった集落に向かうニコラス・ケイｊ…おい待てママチャリ乗ってるぞ！ニコラス・ケイジが、おい！ニコラス・ケイジがママチャリ乗ってるぞ！
…えっと、そのゴーストランドであっさり見つかる孫娘（孫娘ではない）バニース。連れて帰ろうとするも「集落の外にゴーストがいて集落から外に出してくれない、我々は囚人なんだ」と言う皆さん。とてもイカれていらっしゃる。
そんな中、孫娘（ではない）をうっかり手荒く扱ってしまい、股間の爆弾がドカーーーン、右手の爆弾もドカーーーン、片玉（左）と右手の感覚と意識を失うニコラス・ケイジは目覚めて悟ったように言う。
「俺は放射能なみにヤバいから助かったのだ」
頭のおかしいイカれた皆さんの中にいてなお、ひときわ輝くイカれっぷりのニコラス・ケイジ。ゴーストの正体がかつての相棒の幽霊だと気付き、今までの悪事の罪滅ぼしに行きたいから出してくれと頼むニコラス・ケイジ。快諾する元相棒。
諸悪の根源の元締めのジジイを倒しにサムライタウンに戻る2人、ニコラス・ケイジと孫娘（ではない）。戦う2人。勝つ2人。爆弾ツナギを解除して「良い町になるよ」エンドロール。ゴーストランドのマネキンの1人と結婚したニコラス・ケイジ。仕事を選ばない男ニコラス・ケイジ。
