けったいな町医者のsolのネタバレレビュー・内容・結末

こういった人間味のある先生は、都内にもおられるでしょうか。探したい。

阪神淡路大震災を機に町医者になったとのこと。震災など人生において衝撃を受けたことのある人達の再生力、価値観の変容というのは実際あるのでしょう。兵庫県行ってみたい。

多剤多用、点滴(栄養剤)やめても長生きした人がいる。その事実を「そんな人もいました」で終わらせるのでなく、薬がない方がいいのでは？と疑う力が素晴しい。「規格外」の規格を作ったのは誰か？大病院だからか、多数決で決めたのか？進化するAIに支配されるのと同じく人間が薬に支配されるようになりたくない。先生は、薬以外の治療を示せないのは仏教では餓鬼道と同じだと。

あと、カラオケを趣味とされていてその楽しさを療養者と共有するイベントもあった。ゆっくり休暇を取れない職業だからこその時間の使い方、さすが。パッチ・アダムスでも思ったけど、サービスする側も生きいきとしていなきゃね。。趣味は大事。

尊厳死は、生前に死に方を自分で考え伝えられるということだ。これだけ在宅医療の映画が作られてきたのだから、医療崩壊しているいま、体制だけでなく医療の中身も変わっていってほしい。私も看取りのときはジタバタしたいし、看取られるときも然りだ。医療に人間臭さがあってもいいと思う。よく生きて力尽きたい。

途中寝ちゃうかもと思ったが最後までガン観。涙出た。
映画制作に協力して頂いた方々に、深く感謝します。ドキュメンタリーの為星つけず。
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ブドウ糖と酸素はガンの餌。
親も鑑賞してみると言ってた。