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truth 〜姦しき弔いの果て〜のUghのレビュー・感想・評価

truth 〜姦しき弔いの果て〜(2021年製作の映画)
3.5
付き合って3年の彼が事故死した。葬式の後、彼の部屋を訪ねると見知らぬ女が2人。あんた達、いったい誰⁈から始まる女3人の、話。


堤幸彦監督の通算50作品目となる自主制作ワンシチュエーション会話劇。

R指定なのはなんで?と思っていたら、会話の内容が下ネタ…いや医学用語?赤裸々?一緒に見る人を選ばないと、な感じ。
でもちょいちょい面白い。女医、シングルマザー、受付嬢という設定がしっかりしていて、クスッとなるとこ多し。

3人が絶賛する三股モテ男は一体だれ?最後まで曖昧にスルーされるのかと思っていたら、写真で登場!……いいね、其方か、そうきたか笑


3人が彼の遺したものを使う決断には賛成できないけど、気持ちは、うん、まあ解る。でも、感情が昂っている時のこの選択は常に正しいわけじゃないはずだけどね。

他のユーザーの感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

堤監督の記念すべき監督50作品目。

…とは知らずに観ました。副題の通り、3人の女たちが騒々しく罵り合い舌戦を繰り広げます。下品な表現もあるけど3人の個性が際立ってた。

でも好きな男の子どもを産みたいってそこまで思えるかな?少なくとも3股してる男だよ…
玄人好みのワンシチュエーションもの。素人の自分は全くダメでした。贅の果ては素であるというモノの道理を具現化しているわけですが、未熟な自分にはどうも・・・。[March12 2023]
舞台かな
まったく同意できる点はないが
ただ幸せのカタチは人それぞれだと痛感した
全然共感できないし、なんの感情も湧かなかった。唯一、最後の佐藤二郎がおもろすぎて笑った。
事故死した男の葬儀の後、彼の部屋に行くと自分こそが本命だと言う女が3人集まる。

面白いワンシチュエーション・ドラマだった。設定もそれぞれの人物の背景と肉付けもしっかりしてて対比も良し、女優陣も役を演じ切っている。癖を強めに演出しているので、好みの分かれるところだと思う。

女の性、性(さが)、人の生を真面目に語ったコメディであり、人生の応援歌でもある。

画角、照明そして音楽も凝っていて、尺も72分と丁度良かった。
ザン

ザンの感想・評価

2.6
堤幸彦、これでいいのか?3人で妊娠を試みようとする構図は、滑稽さを醸し出そうとしているのだろうが、その前に趣味が悪い。佐藤二朗もてすぎ。
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