シルヴィ〜恋のメロディ〜のsanchangのネタバレレビュー・内容・結末

お互い想い合ってるのに、シルヴィは金持ちとの婚約を破棄できず、ロバートはサックス奏者としての夢を追いかけてパリへ。そして5年もの長い間すれ違って、ニューヨークで偶然再開。想いを抑えきれず、シルヴィは金持ちと離婚、ロバートはバンドを脱退。そしてやっと一緒になれたという超スーパー王道のラブロマンスの、なんとその先の物語を見せてくれる稀有な映画。金持ちと離婚して金銭面の不安がもたげる中、ロバートが身を捧げてきたジャズは落ち目の時代で仕事はない。
クールでスイートなジャズをバックに理想的なロマンスを重ねてきた2人に厳しい現実をつきつけると言う点で、唯一無二の映画と思った。

個人的にラストは、2人は一緒にならないほうが好みだったなぁと。ロバートの子を妊娠していても結婚した金持ち元夫や、元夫を父として育ってきた幼い娘への負担をこの2人は償うべきだと感じたから。

そしてこの映画はとても「ララランド」に似ている。さらにこの映画でロバート役をしていた彼は、元NFLのバリバリのフットボーラーだったらしい。