1950年代NYハーレムを舞台にした、ジャズで紡ぐ大人のラブ・ロマンス。
1957年NYハーレム夏。テレビ業界での成功を夢見る婚約者持ちの女性シルヴィが、父親のレコード店を訪れたサックス奏者の男性ロバートと恋に落ちる。
🎷👔"See you later alligator" "After a while crocodile"📺👗
良作!叶えたい夢、甘い愛、苦い現実。NYハーレム版『ラ・ラ・ランド』のような夢追い人たちの恋物語。相手の幸せを想って離れるのも愛、自分たちの幸せを想って寄り添うのも愛だな。
恋する男女が夢追い人のジレンマによってすれ違い続けるというストーリーは目新しくないが、時代・人物設定が"50年代後半〜60年代前半にかけてのアフリカ系アメリカ人コミュニティ"となるとひと味もふた味も違う。子持ち女性のキャリア形成が大きなテーマとして描かれている所も興味深い。後半の展開はやや早急にも感じられたが、シルヴィとロバートをはじめ、どのキャラクターにも実在感があり、映像と衣装は美しく、ジャズのサントラはムード抜群だった。
『クリード』のビアンカといい、本作のシルヴィといい、恋するテッサ・トンプソン良いな。
📝NAACP(The National Association for the Advancement of Colored People)
・・・全米有色人種地位向上協議会。1909年2月12日設立。メリーランド州ボルチモアに本部を置く、アメリカ合衆国で最も古い公民権運動組織の一つ。
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