なに？なんだ？と思いながら観ていた。クソガキ！よくいるガキ！　因縁つけられそうなガキ！と思ったが、よく観ていると、フランスの中学生。それも家族がチュニジア、アルジェリアなどフランス語を話す北アフリカからの移民の子弟。

母親サミア（Lubna Azabal）がチュニジュアからで、彼女の母親がいまだチュジニアに住んでいるという家族の中学生マルワーンMarwann(
Samuel Vincent) が　いかにして政治に興味を持っていくかの過程がわかる。『中学生が政治に興味を持っていくのはこんなものか！偶然でしかないね。興味を持てない中学生よりいいけど。』なんて思いながら見ていた。
彼の気になるのはシグリッドSygrid (Anamaria Vartolomei), という同級生の女の子。しかし、彼が政治に興味あることに、興味を示してくる。

誰でも、人生はある転機で変わるし、ある転機が転がってくることで、動機が上がってくる。

しかし、両親と彼が母の故郷チュニジアに移った時は、おじさんから
革命の話を聞かされて、
彼の革命は初恋のようなガールフレンドシグリッドSygridに対する愛だった。フランスに！

好きなシーンはマルワーンの母親はチュニジアからの移民で、自国に愛着を持っていて、革命のニュースに耳を傾け、自分も何かをしたいと真剣に考えている。革命に参加している息子を（参加はしているが、ミーハーで他に優先していることがある））誇りに思っている。それとは違って、マルワーンの父親はチュニジア２世で、革命のニュースを聞き、自分のルーツを知りたいと父親に言って、家族（父親はいかない）でチュニジアに引っ越す。