MakJohn

スペンサー ダイアナの決意のMakJohnのレビュー・感想・評価

2.9
ダイアナ妃を取り上げた映画は少なくない。
ほとんどの作品を観たけど、この作品だけまだ未鑑賞だったので、ようやく鑑賞。

最初から暗鬱とした雰囲気が全面に。

英国王室というかエリザベス2世とそのファミリーが、必ずクリスマス休暇に滞在した ノーフォークにあるサンドリンガムハウスでの、ダイアナ妃のクリスマスの3日間を描いた作品。

ここに至るチャールズ皇太子との不仲、彼の結婚前からの恋人で ダイアナとの結婚後も不倫相手だったカミラ(現王妃)との浮気がどのようにひどいものだったのか、女王や親族がどんなに冷たい対応をしたのかが、よくわからないまま、延々とダイアナの奇行を描く。

単に、覚悟のできていなかった精神的に弱い、我儘な現在では落ちぶれた両家の娘にしか見えない。

ところどころに、わざわざ着替えの途中の半裸のダイアナを描いてみたり、俗な覗き趣味に応えるような無駄な描写もあり、ダイアナに全く共感できない。
彼女を貶めたい勢力が意図的に製作したのかなとも感じてしまった。
お薦めしません。
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