オーウェン

リトル・シングスのオーウェンのレビュー・感想・評価

リトル・シングス(2021年製作の映画)
3.1
大物役者が出ているのに劇場スルーになったこの作品だが、ラストのモヤモヤする余韻にはしょうがないのかなあと。

保安官のディーコンは連続する売春婦殺害事件の調査のため、バクスター刑事とコンビを組むことに。
そして事件現場の証拠から、ディーコンが過去に担当した事件と似ていることに。

デンゼル・ワシントンにラミ・マレックにジャレッド・レトの3大オスカー俳優が共演というのがウリだが、それ以上でも以下でもない。
事件に対する吸引力が温く、デンゼルとマレックがコンビを組むとなると、残るレトが犯人というのは誰でも想像がつく。

そのレトの怪演こそ楽しむべきもので、長髪で明らかに怪しい空気満載。
言動でデンゼルやマレックを手玉に取っていく。

展開は地味だし、何より終わり方の着地点。
序盤で散々言われていた、バクスターに対するディーコンのようになるなよという言葉。

雰囲気重視のスリラーという感じであり、白黒はっきりと付けないタイプの作品が嫌いな人は見ない方がいいかも。
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