ジェイティー

リトル・シングスのジェイティーのレビュー・感想・評価

リトル・シングス(2021年製作の映画)
3.4
舞台は90年代のカリフォルニア州、保安官を務めるジョーは保安局から売春婦を狙った連続殺人事件の証拠集めに駆り出される。
その現場へ担当刑事のバクスターと共に向かうがその犯行手口がかつて刑事時代に担当した事件と酷似していた。
一方バクスターは署長から「ジョーに深入りするな」と忠告を受けるもジョーと共に事件を捜査していく。そこにある一人の男が捜査線上に浮上する話。

キャストの豪華さに面白そう感が漂う本作ですが
90年代が舞台という点と脚本の初稿も90年代ということもあり技術的な部分も90年代感が拭えずかえってダサく思えましたし凡作になってるように思いました。
根底はそうであっても30年も前の時代を描くのであれば今の時代でしか描けない作風にしてくれるとよかったです。

とはいえそれでも名優デンゼル・ワシントン、新たな才能ラミ・マレック
陽気なクレイジーのジョーカーからウォレス社代表のような静かな変人まで多種多様な役をこなすジャレット・レト。
この三人の演技合戦だけでも見る価値はあります。

余談ですが吹替版でデンゼル担当の大塚明夫さんの吹替について
ミックスが悪いのかそれとも大塚さんの体調が良くなかったのかどちらなのか心配になるので本作は字幕版で観ることをお勧めいたします。