アフリカン・カンフー・ナチスのマルアのレビュー・感想・評価

3mmくらいしか似せる気ないヒトラーと東條英機、最早似せる事を完全に放棄したゲーリング（黒人）とか、「雑ゥッ⁉︎」となる驚異の設定の数々はやはりインパクト大！

だがそれとは裏腹に、往年の香港カンフー映画への高いリスペクトと観客をダレさせないテンポの良さを兼ね備えたシナリオ・演出が光る、テクニカルな逸品。

ヒトラーの最期には思わず画面に向かって突っ込んでしまったが、それすらも制作側の計算なのかもしれない……たぶん。