オリオン

エクソシズム・ライジングのオリオンのレビュー・感想・評価

エクソシズム・ライジング(2016年製作の映画)
1.6
どーだい、怖そうだろ?とばかりに、白々しいジャンプスケアから始まる特級品の駄作。

イントロダクションを含めたオープニングからラストまで、ほとんど画面が薄暗いのを通り越して真っ黒で、何がなんだかわからない仕様。
約90分のうち、累計80分ほどは真っ暗&真っ黒なんです、マジで。

画面もわかりづらいのですが、ストーリーも更に輪をかけてわからない。
いや、概要はわかるのですが、話の繋ぎ方が恐ろしいほど粗くて、全っっっ然面白くないんですよねぇ。

そもそも悪魔モノ👿なのか心霊・悪霊モノ👻なのか、軸がブレブレなのもよろしくない。
勿論どちらであっても、ちっとも怖くないんですよ、これが。

全く救いようがない作品ではありますが、珍しくジャケ写のシーンは実際にあって、ここだけは唯一まともに観られるシーンでした。
中国雑技団なんかにいる『軟体少女』の芸みたいなポーズを披露してくれます。

新しいエクソシズムものを開拓したかったのか、はたまたこれぞ真のエクソシズムものだ!という意図があったのかわかりませんが、コケてることだけは間違いない残念な作品でした。
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