カラーパープルのたむのレビュー・感想・評価

辛い物語こそミュージカルで、というミュージカル映画の最近の傾向にも乗っている『カラー・パープル』です。
原作は未読ですが、スピルバーグ監督作品の中でもしんどい、辛い作品です。
サウンドとテーマはよりパワフルになり、宗教的な救いをより深く描き出している印象です。
人種差別の中で行われる男女差別、という差別される者は、自分より弱い者を作って差別するという負の連鎖。
それを断ち切るための個人の意志の強さを描いていますね。