EmmA

カラーパープルのEmmAのレビュー・感想・評価

カラーパープル(2023年製作の映画)
4.0
黒人であること
女性であること
その呪いからの解放

序盤は威圧的な父親の支配や夫の虐待
姉妹が引き裂かれる場面などが辛くて
あーしんどい、音楽にも乗り切れない
なんて思っていたけれど

気の強いソフィアの「Hell No!」辺りから
シュグの登場で、あー救われるかも
と希望が見出せて話に入っていけた

シュグは不思議な立ち位置ではあるけれど
セリーの味方であり一番に励ましてくれる人で
演じたタラジ・P・ヘンソン
こんなに歌が上手いんだ!とお見それしました

舞台版でもセリーとソフィアを演じたという
ファンテイジアとダニエルが素晴らしいのは
言わずもがなだけれど

正直、ミスターなんて焼き払った畑で
くたばってしまえばいいのに!と思った
最後にあんな改心しました!みたいに
いい人感を出してくるのはズルいな

スピルバーグ版はかなり昔に観たので
こういう感じだったんだっけ?と
話を理解するのに当時は幼すぎたのかも

ウーピーのカメオ出演も見逃せない
ジョン・バディステが出てるなんて
知らなかったよー

そしてアフリカから戻った家族の
同じ生地で揃えた服装がオシャレ過ぎた
EmmA

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