のん

カラーパープルののんのレビュー・感想・評価

カラーパープル(2023年製作の映画)
4.5
大満足だし大号泣した。
この気持ちをうまくアウトプットできない自分が悔しい。

もちろん黒人差別歴史ものではあるけど、
女性性差別を色濃く描写されてるように受けた。
人権ってなに?と言いたくなるような、壮絶で屈辱的ででも前を向き自分を信じ続け道を切り拓いたセリーという人に心から拍手。
日本にいて世界史でしか教えてもらえなかった実態を映画を通して改て知る、そしてこの映画を見るにあたって、何がおかしくて、何が歪んで、何が正義でどうすればいいのか、
この感覚を持っていた自分でよかったなと思った。
最後にセリーがパンツスタイルを生み出して、お店出したシーンはもう嗚咽出そうなくらい泣いた。
圧巻だった。

何よりささったのがこのセリフ。

「I’m black, I’m female, maybe I’m poor, maybe I’m ugly, but I’m here.」(記憶)
-たしかに私は黒人だし、女性だし、貧しいかもしれない、醜いかもしれない、でも私は生きている-

ちなみに、この映画開始前のCMが女性軽視撲滅のもので今思うと伏線な気がした。
のん

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