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キラー・セラピーのYSKのレビュー・感想・評価

キラー・セラピー(2019年製作の映画)
3.0
癇癪持ちの少年が自制自律の一切を行うことなく成長し、障害もしくは不快に思った人物を片っ端から殺してまわるお話

彼の狂暴性を危ぶんだ父親によって幾度もそして幾人からもセラピーを受けるも、その治療によってさらなる狂気を歪ませていく…というように見せたかったのかもしれないのですが、残念ながら彼の狂暴性は最初から完成されていたようにしか見えず、前時代的な高圧電流やフラッシュ撮影のような拷問にも近い所業や誤った治療があったにせよ「そのせいで」とは到底見えなかったことは非常に残念です

逆にいうと幼少の頃より徹頭徹尾狂暴だった主人公が、治療の甲斐あってか非常に弱弱しくいじめにあっていた高校初期のみは「誰だお前」となった気がしないでもありません
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