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漁港の肉子ちゃんのNNNtomのレビュー・感想・評価

漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)
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オープニングから苦しくなる。
多様性…とは?

一生懸命やったらそれでええ!みたいな
日本の昭和の嫌なところ、勘違い集を寄せ集めたみたいな話だった。
生まれてきてくれてありがとうって別にこんな恩着せがましい言い方で言わんでいいんちゃいますか。
やはりこの国は男の世界で、女が生きるには絶望しかないんやなと改めて思わされるなど。
きくりんはこの先絶望せんといいよね。
それともあれか。女は絶望したまま生きろ、男は女を理解もしないし助けもしたくない、でも女は男を理解して希望などなく受け入れて生きろということなんかもな。
女は鈍感でいろ、なのかな。悲しい。

しかし大竹しのぶ氏の声はすごかった。
いつだってあの方はすごい。500点出してくる。肉子そのものだった。
ちょっと頭が悪くて、利用されていることにも気がつかない、ただ目の前のことに一生懸命な女。そのほかのキャストとのクオリティの差が目立ちすぎたのもあるけれども。それでも肉子の声はすごかった。

しかし令和とは思えなかった。
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