yamtantan

漁港の肉子ちゃんのyamtantanのネタバレレビュー・内容・結末

漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

絆されやすく情に脆いけど挫けるたびに逃げ出してしまう弱さ
思春期の難しい人間関係
小さな街で嫌でも目立つ家族の恥ずかしさ
親切にされてもつい「ごめんなさい」と口にしてしまう不器用さ

肉子ちゃんとキクりん、どっちの気持ちも分かる部分が沢山あって泣いてしまった。

秘密の部分は伏線があり驚きは少ないが、丁寧に語られ、キクりんの冷静さもあってお涙頂戴になってないのも良かった。
(泣いたけど)

街の風景や小物もどこか懐かしく、ハッとする部分があった。
(教室の入り口の手作り風看板や、体育館の汚れ等確かにあったなという懐かしい風景)

雪の表現が美しく、こんな風に描けるのかと感動した。
R18な部分の表現も見事でした。
yamtantan

yamtantan