ぷりん

漁港の肉子ちゃんのぷりんのレビュー・感想・評価

漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)
4.9
事前知識なしに鑑賞。コメディなのかと勝手に思っていたら全くそんなことなくて自然と涙がボロボロと出た。何が悲しくて何に感動したのか言語化は難しいが、情緒不安定になるくらいとにかく泣きっぱなしだった。

母親が肉子ちゃんみたいな人だったら、大学に行くという選択肢があるのか分からない。だけど、きっと笑顔が絶えなくて、愛され続けていることを実感出来ない日はないんだろうなと思う。何においても病的なほどポジティブで、明るくて元気なだけで人生は格段に楽しくなるのだと思う。あの何をされても絶対に恨めない感じ、本当に何なんだろう。天才の才能なのかな。
肉子ちゃんみたいな人、現実にはいそうでいないと思う。あんなに肌綺麗でぷにぷになのは映画の世界だけだろうな。

肉子ちゃんが自分の母親だったら、小学校高学年くらいからイライラしちゃう気がする。ファッションセンスとかも独特だし。だけど、ちょっと遠い親戚とか近所にいたらたくさん相談事しちゃうんだろうな。

肉子ちゃんは16からしかもスナックで働いている。この人の過去も掘り下げて欲しかった。原作だと掘り下げられてるのかなー。

きくりんの母親は、そんなにキクリンの子と思うなら会ってあげてほしいし、せめて経済的な援助はしてあげて。出自のあたり、冷静に考えると闇深いと思う。父親は誰なんだろうか。
小学校5年生でそこまで自覚しているの大人だなぁ。

フレンチトーストが食べたい。時々出てくるトトロの世界観も好きだ。
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