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漁港の肉子ちゃんのTKCのレビュー・感想・評価

漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)
4.4
紆余曲折を経て漁港で暮らすことになった肉子の子ども(きくりん)の視点で小さな気づきを描いていく物語。

バカで人の良すぎる肉子が、きくりんのことをバカみたいに好きで、いつも想っていることを知らされた時に、そのバカ正直すぎる素直さと不器用さに思わず泣いてしまった。

アニメなんだけど、そのなんというか、人の良さ、素直さ、バカさ、としか形容出来ないが、それがずっと一貫しているところに妙な人間性のリアルさ、を感じて、肉子って奴ぁ…となった。

その人を思い出す時にアイツはどういう行動をする、或いはしないっていうのがわかるところに人のキャラクターとか核みたいなのが出るのだな、と感じるとともに、肉子のようなバカみたいな素直さを持って人と接したいな、と思った。願望。
でも、本当にバカみたいに人の良い人っているよなー、とか思ったり。いや、しかし、そういう人の周りには結果、良い人が集まるのかな。

サッサンもとても良い味出してた。
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