このレビューはネタバレを含みます
2024年 17作目
ずっと温めていたこの作品をついに劇場で、坂本龍一氏の命日にて。
あの神が彼等を作ってしまったんだ!とローレンスが叫ぶシーンが胸に刺さりすぎて痛い。
戦時下の情勢や、歴史、性差別において前知識があった上であのシーンに遭遇すると、意味がとてつもなく強烈で、美しさと尊さで涙が溢れてくる。
唐突に本能的に、言語化出来ないまま。
ハラとローレンスの関係性がとても好きでした。
敵の文化であるクリスマスを楽しみ、そして英語を学んだハラ。
神の御加護を、と最後に宗教の違うハラへ願ったローレンス。
すべて終わった後に分かることがこんなにも寂しくなる。
今年からクリスマスの意味が少し変わるだろう。