この作品、すでにタイトルから
ひとつの大きな伏線になっています。
中盤まではその姉妹の
各家族関係含め、胸糞シーンが続き
息が詰まる。こんな環境いや！最悪、
全員ここから逃げ出したらいいっ
て思う。
繋がっているのかどうなのか
よくわからない姉妹の絆。
その辺があやふやなまま進行し、
終盤のあの会合でまさかの展開が
起こるんです。
わたしたちは、姉妹のすべてを
知ってしまうことになるんです。
思いもよらなかった過去。
それを踏まえた中盤までのストーリーを
思い返すと、ただの胸糞じゃなかった‥
もれなく全員、懸命に自分の人生を
再構築して生きてきた勇者になるんです。
この反転的な展開、
刺さるものが多すぎて
本当に素晴らしい構成だなと。
あのシーンもこの設定も
すべてはこのためだった、が
衝撃的だった。
こんな情感に満ちたエンタメ展開、
そうそう観れるものじゃない。
ラストシーンで素直に泣かせてくれて
ありがとう。
いつの間にか大好きになっていた
あの三姉妹へ。
