上映時間が5時間近い作品ですが、半分あたりで休憩が入ります。
『ボストン市庁舎』(原題は『市庁舎』)というよりは『市庁舎職員』という感じの作品でした。
良い悪い以前に、羨ましくて仕方がありませんでした。
民主主義が上手く機能するとこうなるというものを延々見せられている感じで、スクリーンからはボストン出身の監督のドヤ顔が見える気も。
作品で描かれるのは、人間として市民に寄り添う名も無き市庁舎の職員達。
市長さえも名前が出ることはありません。
説明と議論を尽くす職員たちの姿に、失われつつある民主主義を見た気がして懐かしさを感じました。
市長の「市が変われば国も変わる。」という言葉は、非正規職員だらけになった日本の市役所でも可能なのかな~?なんて。