ボストン市庁舎の作品情報・感想・評価・動画配信

「ボストン市庁舎」に投稿された感想・評価

eddiecoyle

eddiecoyleの感想・評価

3.8
最近のワイズマンの流れかサシの対話が減り、一人の話を多数が聴く構造が多く、そこで珍しく主人公らしき人物が浮かんでくるわけだが、その市長の主張が作家を代弁するかの如くワイズマンにしては珍しく攻撃的に映ったのには驚いた。IHで作ったエビヤキソバが不味そうだったな。
フレデリック・ワイズマンは、ドキュメンタリーの巨匠。これほど長いとは!正直金かかるかもしれないが吹き替えでお願いしたい。理解力が高まると思いますね。日本の政治家の必須映画にするべき。モールの進出にコミュニティの利益や大麻や銃砲店作るなや説明が足らないとキチンと説明しろと、こうやって民主主義は行われるのだと。駐車違反の罰金の扱いなんか日本では考えられない。フードセンター開所式ではボストンは、6人に1人飢えていると。誰でも飢えないのが基本的人権なのだと。市民の意見を聞き続けるのが政治家の役目なのだ。トランプ政権の分断の影響出たりと民主主義はうつろいやすい。
観て良かった。色々な感情を抱いて、また考え込んだ。ながら見でもいいから見たほうが良い。
Hiroki

Hirokiの感想・評価

3.0
フレデリックワイズマンのドキュメンタリーは得意じゃないなと思いつつ途中で休憩何度もしたけど気づいたら4時間半。

人種差別撤廃、格差の是正、ジェンダー平等、障害への福祉、等々問題は山積み。そこにマスコミや学者や政治家がいうような机上の空論、理想論ではなくて、目の前にある問題にプラグマティックいかに対処するかという所で格闘している人々の姿が面白い。公務員を描くとこうなるのか。

これだけ人々一人一人が自分の意見を主張できないと民主主義は成り立たないと考えると、柳田國男が言うように日本に民主主義はムリなんじゃないかと思ってしまう。


備忘録
大麻の業者と地元住民の説明会 俺は市に言われたからこれをやってるんだ。
退役軍人の日
ネズミが出てきたじいさん
非白人女性のビジネスマン
中国系移民の料理教室
看護師の権利運動
違反駐車切符への異議申し立て
Je

Jeの感想・評価

4.1
不思議と中だるみしなかった
色々と印象的だったけど、特に帰還兵の話が印象に残ったかな
停滞

停滞の感想・評価

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やはり民主主義は最悪(ただし他の...)。とても忍耐のいる制度だと感じる、一筋縄では行かない。
ILC

ILCの感想・評価

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近年のワイズマンで1番面白かった。

ドキュメンタリーだけど限りなく神の視点でボストンが自分のものになった感覚になれた。
Yuki

Yukiの感想・評価

4.0
長ああああああああいのに長さを感じない濃さ!
そして映像美!!!

アメリカの発展をまじまじと見せつけられたといった印象。
実際の何気ない出来事がドラマになって作品になってた。

建物の美しさも印象的だし、この監督の映し方ってナチュラルなのにドラマティックでスーって入ってくる且つ心動かされる。

移民、マイノリティ、貧困、治安、銃、退役軍人、差別、インフラ、高齢者、民族、障害者、薬物治療、ボストンには沢山の課題があって、市長も役所の人たちも市民も向き合って、議論して、みんながしっかりと主張してて、、そうやって市が運営されていくのが印象的だった。

終わり方良いな、、エンドロールまで素晴らしい。4時間半超えだけど、それでも足りないくらい、ボストンにはたくさんのことが詰まっていた。
今この瞬間も、ボストンではこんな時間が流れてるんだ〜って思いを馳せる、、、
enoitan

enoitanの感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

印象に残った点。
・退役軍人の2人の話。
隣の老人を、最初はすごく嫌な人だと思っていたが、イラクへの派遣が決まったときに、はじめて打ち解けた。老人に銃を見せると、体はへなへななのに、小学生のような目をし始めた。その銃にいろいろな戦争から帰ってきた人たちの名前をサインしてもらっている。
バインダーを通過した銃弾が、脇から胸へと散弾のようにして突き刺さった人。死ぬはずなのに生きてる、ピンピンしてる。最も恐怖だったのは、戦場における死ではなく、祖国に帰ってきてこれから何をすればいいかわからないこと。
・市長の弁達者。決してしゃちほこばらず、個人的な体験から語り起こしていく。アルコール中毒だったこと。アイルランド系であり、19Cには人間として扱われていなかったこと(猿、豚、奴隷としてしか)。2歳と4歳の時にがんにかかり、その時にそばにいたのは看護師だったこと(看護師ひとりに患者1人を求める運動)→(ここからCharlotte Garsonが、Cahiers, Octobre 2020, p.9で書いてることをパラフレーズ)このレトリックは、アメリカに根強く浸透している個人主義というコードに従っていると同時に、人は一人では生きていけないという共同体主義から発生してもいる(市長はアイルランド系カソリック)。しかし、英雄的にクロースアップにしたり、モンタージュでカッコよく見せたりはしていない(”Don't show me a hero"がいいスローガンになるだろう) 。
・中国系の中小企業経営者の怒り。あんたは不平等研究というが、研究というのは不平等の存在を疑っているということだろう。おれは30年間、白人ならやすやすと何十倍もの金額の契約を取れるのに、小さい金額に甘んじてきた。不平等は存在するのだ。
←パフォーマンスがすぎるとか、アイデンティティポリティックス(?)だとか、いろいろ反発は思いつくし、実際話し始めたときは「よくあるマイノリティの要求ね」と思っていたが、すごいスピーチだった。
・ゴミ収集車に、マットレスや机(かと思ったら、Charlotte Garsonのレビュー読んでたらバーベキューセットだったっぽい、あとはベッドの台とか)が呑み込まれていく様子。非常に雑に放り込んでも飲んでくれる。
・獅子舞への反応が薄い聴衆。
・フードバンクのイベントで人々が食料をバケツリレー式に手渡ししていくとき、微笑みを誘う電子系のピーヒャラヒャら的な音楽が流れている。
・精神疾患を持った人たちの働いているところで、市長がグレイビーソースをサーブしている→監獄ロックにノリノリ(本当に、今まで人生で見た中でも最大級にノリノリ)で踊っている人。手をひらひらさせたり腰を前後に動かしたり。思わず笑ってしまう。

ワイズマンインタビューより(Cahiers, Oct, 2020, p.13-16)。
啓蒙的な・教義的な語り口になってしまうことをとても恐れている。自分のために、観客のことを考えずに映画を作らないといけないし、その際には観客が自分と同じくらい愚かあるいは賢いと仮定しないといけない。

あとは目黒シネマ(アニエス・ヴァルダの二本立てを見に来たことある、今回は特別料金でビビった)のスクリーンは小さめだったから、もうちょい前の方でみてもよかったかも。 そしてお尻がちょっとつらい。豪快に足を組み替えられるほどにはガラガラじゃなかったし、、
sksk

skskの感想・評価

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フレデリック・ワイズマンの映画は呼吸が合うとしかいえないくらい観ててストレスないから、上映時間4時間30分超えでもノーストレスなんですよ。対話と透明性。それぞれが職務を全うしてて希望を感じた。いがいに融通きくしね。
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