中島晋作

ボストン市庁舎の中島晋作のレビュー・感想・評価

ボストン市庁舎(2020年製作の映画)
4.2
ワイズマンなので文句なしに面白いが、リベラル的な「正しさ」が前景化しすぎている気がする。貧困街の住人が、すべての人間が紳士なのではない、と憤慨していたが、この言葉は映画そのものを言い当てているように私には思われた。単純な新自由主義批判しかできなくなったケン・ローチの近作を見ているようで悲しくなる。
中島晋作

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