No.3608
長いのは長かったが、
なんせ私は今年、渋谷のシアター・イメージフォーラムで原一男監督の『水俣曼荼羅』を見てるので、
それと比べれば、もう、たいていの映画はそこまで長いと感じなくなったw。
ちなみに水俣曼荼羅は372分(=6時間12分)で、ボストン市庁舎は272分なので、さらに100分長いことになる。
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ボストンといえば、メジャーリーグの古豪、レッドソックスのホームタウンであり、NBAではセルティックスの本拠地。
近郊にはハーバード大学やマサチューセッツ工科大学もある。
面積は大体、大阪市と同じくらいだが、人口は約65万人と、大阪市の4分の1くらい。
ここにかつて、松坂大輔や上原浩治などのメジャーリーガーが住んでいたわけだ。
大体そんなイメージ。
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ドキュメンタリーというよりも、NHKでやってる「ノーナレ」みたいで、
画面に映ってるのが誰なのか、一切説明がないので、自分で考えたり推定しなきゃいけないのがしんどい。
ただ、マーティ・ウォルシュ元市長(現・合衆国労働長官=United States Secretary of Labor!)の熱意は良く伝わる。最初は、話が長い人だなーと思ったが、
よく考えたら、政治家、首長が何かを人に伝えたり、住民に自分の意思・意志を明確に伝えようと思ったら、
話が長くなるのは当たり前で、その長さがそのまま「誠意」になる、ということを、
日本人は忘れていないだろうか。
少なくともウォルシュ市長は、市民を前にして、つまんない親父ギャグを言ったり、日本の政治家がしょっちゅうやらかすような失言をしたりしてないし、(あくまでこの映画の中ではね)
そんなそぶりも見せない。当たり前っちゃ当たり前。そんな余裕がないのよ。