映画方面の師匠に教えられて。
私が団地で暮らし始めたのは1965年。もうちょっとで還暦やね。
でも、公団住宅に端緒を持つ日本の「団地」とフランスのそれは随分と違いますよね。
で、たまたまなんでしょうが、このところフランスの団地事情が映される映画を毎年のように見物。
『レ・ミゼラブル』2019
『GAGARINE 』2020
そして『オートクチュール』2021
個人的にフランス団地映画三部作と呼ばせていただく。
因みに、日本団地三部作(こちらも個人的)は、
『喜劇 駅前団地』1961
『団地妻 昼下りの情事』1971
そして『みなさん、さようなら』2012
ま、それはそれとして。
ユダヤ、ラテン、アラブの相克、フランスならではの分断と格差。そうしたことどもを3本がそれぞれに教えてくれて、どの映画もとてもおもしろかった。
ちょうどヨーロッパの歴史修正主義について何冊か読んでるところだったので、その辺りからもフランスの「良心」に触れる3本だったなあ、とも。