JunichiOoyaさんの映画レビュー・感想・評価

JunichiOoya

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ぼくらの居場所(2021年製作の映画)

4.0

原題は『Scarborough』

と言っても、パセリ、セージ、ローズマリー、タイムを買いに行く市場のあるイングランドヨークシャーのスカーブラではなくて、

54%が国外生まれ(中華系、南アジア系、ア
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午後の終わり(2016年製作の映画)

5.0

「ペルー映画祭」
3回目の今年はこれまでの十三ナナゲイからシネ・ヌーヴォに会場を移して。

『午後の終わり』(2016年)

ひょんなことから19年ぶりの再会を余儀なくされた女と男。

二人はかつてセ
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みどりの壁(1969年製作の映画)

3.0

「ペルー映画祭」
3回目の今年はこれまでの十三ナナゲイからシネ・ヌーヴォに会場を移して。

初日は都合がつかず、この日は摂南大の中沢知史先生の解説付きで『みどりの壁』から。
地理的にコスタ(太平洋湾岸
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旅と日々(2025年製作の映画)

5.0

『サニー永遠の仲間たち』は別格として、シム・ウンギョンさんのマイベストはずっと『ブルーアワーにぶっ飛ばす』でした。
そしてついにそのベストに変化が!

決めてはサスペンダーですね、やっぱり。

そして
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⼤地に詩を書くように(2024年製作の映画)

2.0

「ランドスケープデザイナー」っていう単語は私の語彙の中にあるのだけれど「造景家」というのは耳に馴染みがなく。
予告編ではどちらかというと「造園」寄りの雰囲気だったけど、本編ではしっかり「景色」を作って
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サンタクロースたちの休暇(年製作の映画)

3.0

「十三下町映画祭」にて

サンタクロースは繁忙期以外は休暇を取ってるそうで、これはたまたま日本で静養中のサンタさんが手すさびに若者にプレゼントをあげたという話。

あいこ(「愛子」にするか「藍子」にす
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トリコロール(2025年製作の映画)

2.0

「十三下町映画祭」で

親から引き継いだ町の床屋を持て余している男(ちょっとむさ苦しい)、スキャンダルに襲われた推しへの「ロス」に落ち込む男(よりむさ苦しい)、会社勤めに倦んでしまって退職したいわ症候
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国道7号線(2024年製作の映画)

4.0

「十三下町映画祭」にて

国道7号線というのは新潟から青森に至るそれと釜山から38度線を越えて北へと続くそれが日本海を挟んで向かい合っているのだそうで、今回教えていただいた。
因みに酒田の38度線道標
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サムシング・ハプンズ・トゥ・ミー(2023年製作の映画)

5.0

アントニオ・メンデス・エスパルサとカルロス・ベルムト。同世代のスペイン人二人の作風が重なりました。
『サムシング・ハプンズ・トゥ・ミー』(それにしても、このカタカタ邦題、なんと無粋なことでありましょう
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スノードロップ(2024年製作の映画)

3.0

監督の吉田浩太さんは以前映画作りの過程で身体を壊し、実際に生活保護を受給したことで体制挽回、今があるとおっしゃる方。
10年前に起こった利根川での一家三人入水事件を題材に彼が作ったドラマ。
実際の事件
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