【ディオールと私】のようなお針子たちが活躍する舞台裏を描いた作品かな?
と思って観たらちょっと違った。
お針子の世界を見たいならばディオールと私の方が適している。
【オートクチュール】は、細かい仕事の云々ではなくて、美しくきらびやかな世界と格差社会・差別の世界を同時に写し出している作品。そして愛について。そっちが本題。
可能性を見出すこと、チャンスを与え導くことは愛なんだな。
信じて評価することは愛。
少しのエゴも含まれてそうだったけど、それはまあいい。たぶん本筋じゃない。
誰もがみな問題を抱えている。
問題を抱えながらも、人と関わって、愛を与えあって、そうやって生きていくんだな。
そう思うと、色々な人のたくさんの愛が描かれていた気がする。