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マルコム&マリーのRBoiのレビュー・感想・評価

マルコム&マリー(2021年製作の映画)
5.0
ジョン・デヴィット・ワシントンとゼンデイヤW主演の最高にイカした恋愛映画。

全編白黒で2人の口論がベースで進んでいきます。ずっと口論してるし内容はヒリヒリしてる。普通だったらかなりハードですが何故か見れました。(彼らが個人的に好きだからかもだけど...)新種の恋愛映画ですこれは。

映画作家であるマルコム(ジョン・デヴィット・ワシントン)と彼女のマリー(ゼンデイヤ)。
マルコムが映画作家として作り上げた映画のプレミアが成功に終わりマリーと帰宅する。
歌いながらかなり幸せを噛み締めている様子のマルコムとなにかがおかしいマリー。それはマルコムがスピーチの中でマリーに対する感謝の気持ちを表現してくれなかったからだった。これをきっかけに過去の行動や言動に対してお互いぶり返し口論が続いていく...

多く言いたいことあるので箇条書きで書きます。

・コロナ禍の中で撮影のためかもしれないが登場人物2人だけ、ロケーションも周りなにもないすごいシャレた家のみ。の中で全編モノクロが素晴らしくマッチしていました。要所要所で”古典的“な映画っぽいシーンがあって本当に素晴らしかったです。

・激しい口論が2人の関係性を上手く表現出来ており、普通の恋愛映画より深く愛を感じました。途中にやけてしまうほど愛らしくなってしまいました。笑

・黒人が何かを表現しているだけで社会的になるのようなラインがあるんですが、すごく考えさせられました。監督側からしたらただ純粋に芸術作品として見てほしい!いたらんこと考えんな!って思い。なんとも言えない感じ。
ただ社会的な表現してるなーって考える自分もいる。
すごく面白い。素晴らしい!

・ジョン・デヴィット・ワシントンの悪口のシーン最高。よくあれだけセリフ長いこと言えるのか、あれはアドリブなのか?って思えるほど素晴らしい。内容もいい。ニヤけます。

・ゼンデイヤの化け感素晴らしい。えこの前までピーターパーカーの隣でクイズ答えてた高校生やなかったっけ?
ってくらい大人で魅力のある女性でした。
Versace on the floorの時衝撃再び!でした。

まだまだたくさんありそうなので思い出したらどんどん書き込もうと思います。

以上!!!!!
RBoi

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