ゴマちゃん

しあわせのパンのゴマちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

しあわせのパン(2011年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

好きな映画で3回目。

短編集のテンポで進んでいくので飽きずに観ることができて、たまに少しだけ見たりする。

田舎で、夫婦で営むオシャレなカフェ、焼きたてのパン、美味しいコーヒー、こだわりの食材たちで作ったあたたかいご飯。
そんな生きてて1度は憧れるような世界がもうずっと繰り広げられている。
嫌な人は出てこないし、安っぽいと言ってしまえばそう感じられる人間ドラマが続くだけ。とにかくそんな穏やかな映画。

みんなここの美味しいパンを食べて人生幸せになりました〜なんてファンタジーなわけではなく、自分の人生を必死に生きてる人が立ち寄ってるだけ、ちゃんと自分の力で解決して自分の生活を豊かにしていく。

登場人物が抱えてる気持ちは、きっと誰でも感じたことがあるものばかりだとおもう。

楽しいだけじゃない人生も、美味しいパンも、きっとどこにでもあって、特別じゃないんだけど、大事に育てた特別が詰まったこの映画をみると、もう少しいまの生活も食べるものも自分のことも大事な人のこともちゃんと大切にしてあげたいと思える。