演者の楽器類を全てワイヤレスにして、ほぼセットの無いステージで縦横無尽に動けるようにしたことで、こんなにも新世界が広がる驚き。だけど終わってしまえば、ただただ素晴らしいライブコンサートを体験したという興奮と多幸感のようなものが残る凄さ。しかも泣ける！
余計なものを削ぎ落として削ぎ落とした結果、音楽と人間の崇高さが際立つという、ライブパフォーマンスの彼岸とも言うべき作品だった。
僕自身が決してデヴィッド・バーンやトーキングヘッズのファンというわけではないので、ある意味胸を張って「音楽好きなら皆観るべし！」と言える気がする。
