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アメリカン・ユートピアのbenikoのレビュー・感想・評価

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)
4.0
素晴らしかった。観る前はトーキングヘッズはがっつり聴いてないしどうかなと思ってたけど、そんな事は問題ではなかった。

これはライブ映画だけど、
ただのライブ映画ではない。

普通に映画を観るよりも脳が動き回り、無意識に拍手をしたくなる衝動と、踊りたくなる衝動を抑えて手をぐっと握っていたら、気付けば手汗がびっしょりでした笑

セットや楽器の配線などの余計なものが取り除かれ、観ている観客と演者だけが繋がった洗練された空間。そこには性別、国籍、あらゆるボーダーもなかった。

余計なものが見えないからこそ、デイヴィッドバーンが問いかける言葉に思考が集中する。

そして無駄のない振り付けや、
工夫された照明、演出も本当に見事。

まだ未見の方で
劇場公開に間に合わず自宅鑑賞される方は、
【 部屋の電気を消して 】画面だけが視界に入る空間を作ってご鑑賞いただきたいです。
間に合う方は是非劇場へ!!!


ちなみに隣で観てた人は爆睡してたので、退屈だと感じる人も一定数いるようです笑

私は自分の思考も忙しかったし、あっという間の時間だったな!!この映画を観られてよかったと思います。
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