はる

クライ・マッチョのはるのレビュー・感想・評価

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)
3.8
西部劇の盛衰を見てきたクリント・イーストウッドが老カウボーイ役なんだから、にじみ出る哀愁がすごいです。
「長い人生で身につけた」というセリフがとてもカッコ良かったです。

老カウボーイのマイクは、世話になった仕事仲間から、メキシコに住む息子ラフォを連れてくるよう依頼されます。
ラフォはメキシコで雄鶏のマッチョと闘鶏をしながらストリート生活をしていました。
マイクはアル中の母親からラフォを引き離し、誘拐犯の疑いをかけられながらもアメリカに向かいます。
ひ孫ほど年の離れた2人と1羽のロード・ムービーでした。

身を隠しながら、途中の町で馬の調教をやったり、ラブロマンスもあったりと見どころがたくさんありました。
この二人、馬でアメリカを目指すのか?と思っちゃったけど、さすがにそれはなかった😅
それにしても、90歳を超えたおじいちゃんがこんなにサマになる映画なんてなかなかないです。
80近く歳が離れているのに2人の関係が対等なところや派手なドンパチをやらないところも気に入りました。

雄鶏のマッチョも大活躍していましたが、クリント・イーストウッドのマッチョ(逞しさ、男らしさ)に感動しました。
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