気温や水位の上昇などにより至る所が水没してしまったしまった世界で、人の記憶に潜入し、その記憶を時空間映像として再現する"レミニセンスエージェント"のニック。突然いなくなってしまった最愛の人メイが、とある男の記憶に潜入していたときに出てきたので、真相を追い求める話。
予告や宣伝ではノーラン節を煽っていたけど、確かにそれっぽい感じはあったけど、全然そんなことなく。ノーランっぽさやSFを求めていた方からの評価が低いのは納得できる。だって、ラブストーリーだもん。しかも未練ある系。
事前にみなさんのレビューを見ておいてよかった。ありがとうございます。
淡々と仕事していたのに、最愛の人が事件に関わっているかもしれないとわかるやいなや、同僚の助言に聞く耳を持たず突っ走る。
記憶と違う？いや、そんなはなずはない。 この連続で、男にありがちな(男に限らないか)、過去の記憶は美化されていてそのギャップに苦しみもがく。この描写がいたって普通だったけど、ヒュー・ジャックマンがやると極まっていた。かっこいい。
中途半端なディストピア感は期待はずれだったけど、この中途半端な感じによりニックの哀愁漂う雰囲気に色気が増していたので、結果的によかった。
「寂しさは悲しみの一部である。悲しみは幸せを感じるためにある」
いいセリフっぽいけど、未練しか感じない笑
同僚の銃さばきが絶妙で、ニックを救ったシーンでの頭のキレ具合には唸ったが、冷静に考えれば、そうだよなと。
