ウクレレまさあき

カリプソ・ローズのウクレレまさあきのレビュー・感想・評価

カリプソ・ローズ(2011年製作の映画)
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3度の心臓発作と2度の癌にも負けず、今も現役のカリプソ・クイーン。
祖母が奴隷として海を渡ったアフリカン3世、里子、レイプ、女性差別と、陽気なリズムとは裏腹に過酷な生い立ち。全てを歌に乗せ、今に至る。

なにが凄いって、ローズ本人だけじゃなく、文化省大臣まで歌うように語る。トリニダード・トバゴって皆んなそうなの?この語りに合わせて編集したら良い映画が出来そう。
ルーツを巡り、アフリカの奴隷市場跡地などが心に残る反面、景色はもっときれいなはずなのに撮影は上手いとは言えず、映像は荒くて、編集が単調なのが残念。ライブも乗りきれなかった。
カリブには思い入れがあるだけに、辛口ですみません。