ウクレレまさあきさんの映画レビュー・感想・評価

ウクレレまさあき

ウクレレまさあき

ジェイラー(2023年製作の映画)

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SUPER☆STARラジニカーント主演作品、初日の聖地新宿ピカデリー行ってきた。

前半は2世帯同居で孫と幸せ団欒モードから一転、警察官の息子が蒸発、ムトゥは罪悪心から真相を調べ出す...

正直に言
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セプテンバー5(2024年製作の映画)

4.0

私は私です。
銃声は聞き違いしないと言え。

1972年ミュンヘンオリンピック、戦後のイメージアップを図りたい西ドイツで起こったテロ事件。イスラエル人選手村を、武装したパレスチナ武装組織が占拠する。
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ドライブ・イン・マンハッタン(2023年製作の映画)

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🚖10年後には無くなっているだろう。機械が運転して、世間話もするかもな。

JFK空港からミッドタウンへ。タクシーの中、100分間の会話劇。
そもそもタクシーって緊張する。それがずっと続く。良い意味で
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これが私の人生設計(2014年製作の映画)

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『ドマーニ!愛のことづて』の日本公開を記念した、イタリア文化会館の上映会にて鑑賞。パオラ・コルテッレージ主演。
以前Clip!してた作品なのでありがたい。

イタリア人女性建築家の、昭和のような男尊女
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フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛を込めて(2019年製作の映画)

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ロンドン vs 地方の港町、ビジネスマン vs 漁師 の構図に、舟唄を武器に突き進む。

(ダウンロードは)スティーブ・ジョブズの功績だ。
偽善者め。家ではレコード聴いてるのよ。

🕶タランティーノの
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花椒の味(2019年製作の映画)

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父の葬儀をきっかけに、香港、台湾、重慶で暮らす義母姉妹3人が出会う。姉が父の火鍋店を継ぐことを軸に、其々が関わる人たちとの、その後の1年を描いたドラマ。
何気に名言が多かったりする。

🚘男っていうの
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ハイパーボリア人(2024年製作の映画)

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結局何を観せられていたのだろう。
凝った美術と見事な展開、突飛で意外性に溢れた映像の連続に当てられて、内容が一切頭に入って来ない70分間だった。

あらすじは読んでた。確かにその通り、それで?
結局何
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

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悪魔は冗談が嫌いだ。

アマプラで見放題終了間近の鑑賞。最初が堅くて難しめだったけど、動き出したらエンタメ全開。『エクソシスト信じる者』もそうだったけど、ホラー、オカルトって言うより、バトルものだった
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林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

4.0

記憶を喪失する人が多発し、引き取り手のない患者に、“新しい人生プログラム”が行われる。

「デモか、いいな。
患者たちに火炎瓶作らせて、参加させては?」

♪Scarborough Fair

男がツ
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僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

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白人のブルースについて、アミリ・バラカは“文化の盗用“だと書いている。

たまたまだけど、先日観た『リアル・ペイン』と同じジェシー・アイゼンバーグ監督の作品。
イタい親子の話。母の浮き方と息子の幼さが
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グッドバイ、バッドマガジンズ(2022年製作の映画)

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面白いものが作りたいんだよ、
金とか、営業とか、経営とかじゃなくて。

思った以上に、お仕事映画だった。オリンピックを控えた2019年、コンビニから成人向け雑誌が姿を消した。そのエロ本を出版する会社が
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恋人はアンバー(2020年製作の映画)

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燃え上がった愛の炎は、己の身をも焼き尽くす。
誰の言葉?
歌詞にあった。

🪨

石投げるなよ。

エディが、良くも悪くも等身大の高校生で、これから先を応援したくなる。

リアル・ペイン〜心の旅〜(2024年製作の映画)

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おまえはまわりを輝かす。クソも吐くけど。

従兄弟で行くポーランド・ツアー、ホロコーストを廻る団体旅行。
ヨーロッパ旅行はこのスタイルだったな。スペイン、イタリア、ギリシャも...なんか自分も参加者に
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ヒプノシス レコードジャケットの美学(2022年製作の映画)

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金持ちは絵を飾り、貧乏人はジャケットを飾る。

あぁ幸せ。Pink Floyd、Zep、Wings…
この時代の音楽が本当に好き。LP握りしめて聴いてたなって。泣けてきた。

「プレゼンス」の黒いモニ
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シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

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あんまり期待しないで観た『ドリーム・シナリオ』がとても好きな展開だったので、公開時には見送ってたこちらも観た。

承認欲求から、際限の無い自己顕示欲の亡者となるシグネ。共依存の関係にある盗人トーマス。
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ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期(2020年製作の映画)

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✝️計算に強いそうだな。懺悔してどんな損が?
私の罪は神を越えています。

PART Ⅲ 観た後にあまり間を開けず鑑賞。なのでか、こっちの方が分かり易いと感じたし、テンポも良い気がする。
本作は、前作
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絶唱浪曲ストーリー(2023年製作の映画)

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YCC de 伝統芸能 YCC演芸フェスティバルの2日目、この前に行われた「玉川太福 浪曲独演会」を見てからの鑑賞。ちなみに浪曲は初体験、浪曲師と三線の曲師の二人で行う日本の三大話芸。うなりの声の使い>>続きを読む

ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)

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Part Ⅱ から16年後に公開された作品、フレドの最後から始まる。
続いて観てるせいもあるけど、急に歳をとった印象。
ファミリーは大きくなり、名誉も得るが、マフィアよりタチの悪いバチカンを相手にしな
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MR. JIMMY ミスター・ジミー レッドツェッペリンに全てを捧げた男(2023年製作の映画)

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Led Zeppelin はライブバンドなんです。

ジミー桜井氏のことは、昨年この映画の紹介記事で初めて知り、📖世界で一番ジミー・ペイジになろうとした男 / ジミー桜井(著) 田坂圭(著) を読んだ
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

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父が言ってた。相手の立場になって考えてみろ。
いろんな奴がいる。

この映画、公開当時に観た。中学校2年の時。『ゴッドファーザー』観て無くて、さっぱり分からずに終わったの覚えてる。屋根伝いに歩くところ
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

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先週「The Offer / ゴッドファーザーに賭けた男」にハマった流れで鑑賞、実は全くの初見。

このシーンはあのエピソードなのかって思いながら、その圧倒的な迫力に引き込まれた。
マーロン・ブランド
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ディックス!! ザ・ミュージカル(2023年製作の映画)

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そして、全ての愛は愛

評判があんまり良く無いのは知ってたけど、オフ・ブロードウェイ・ミュージカルの映画化、しかもA24なら観ずにはいられない。初日に鑑賞。
いかにもゲイの脚本(主演も)な偏った価値観
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マグノリアの花たち/スティール・マグノリア(1989年製作の映画)

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40年間機嫌が悪いだけよ。
ヒステリーって良いわね。

『I Like Movies』観た流れで鑑賞、配信が無くてレンタルで。更新年会費まで掛かった。

ルイジアナの住宅地、美容院に集う6人の女性の群
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ゾンビーズ(2023年製作の映画)

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大好きな『ターボキッド』監督によるゾンビ映画って聞けば、期待せずにはいられない。未体験ゾーンの映画たち2025 で鑑賞。

ここのゾンビは基本無害、非生者として人権を保障されてる。だけど邪魔だし、人よ
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ランボー3/怒りのアフガン(1988年製作の映画)

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お前らは、不屈だと。

先月、東京外国語大学「TUFS Cinemaアフガニスタン映画特集」を2本観た流れで鑑賞。特に『カーブルの孤児院』では、ランボーのTシャツ取り合いがあった。
旧ソ連統治下でこの
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ゾンビ・サステナブル(2021年製作の映画)

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何と言ってもこの邦題名、シッチェス映画祭 ファンタスティック・セレクション2022 で気になってた。アマプラが見放題終了間際で、続編なのを知りつつも本編から観た。

説明一切なし。ゾンビには違いないの
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カルキ 2898-AD(2024年製作の映画)

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♫ダンダラダラ ダンダラダラ ダラダラ
♫ダンダラダラ ダンダラダラ ダラダラ

いろんな神が沢山出てくる。神がひとつだと、ろくな事はないって話?

☀️太陽の神カルナ🏹

DUNEみたいに壮大で楽し
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日の丸~寺山修司40年目の挑発~(2022年製作の映画)

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日の丸と言ったら何を思い浮かべますか。

寺山修司展に行ったことから、🎬『書を捨てよ町へ出よう』観たけど何か掴めなくて、このドキュメンタリーに辿り着いた。彼が1967年に構成作家だった番組「日の丸」、
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ブルースの魂 2Kレストア版(1973年製作の映画)

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いろいろあった。まあ、殺人だ。

ブルースとは何かっていう、一風変わったフランス映画。まさかの満席(男ばっか)の中で鑑賞。
男は刑務所、女は教会で歌う唄。
アコギのお爺ちゃん達、ボトルネックで神業を披
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書を捨てよ町へ出よう(1971年製作の映画)

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コカコーラの瓶の中のトカゲ🦎
お前には、この瓶を割って出てくる力などあるまい。
そうだろう日本。

先日、世田谷文学館で「寺山修司展」を見た。彼が世田谷区下馬5丁目に住んでたとき、天井桟敷を立ち上げて
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ルックバック(2024年製作の映画)

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一番は とにかく描け! バカ!

黄色と黒のスケッチブックの数だけ、絵は上手くなると信じて。
ただ描くことへの情熱が、観る者を熱くする。

トータル・バラライカ・ショー(1994年製作の映画)

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アマプラで、もうすぐ見放題終了で観る。
1993年ヘルシンキで7万人を集めた、レニングラード・カウボーイズのライブ。
共演は、旧ソ連退役軍人と民族舞踏団の合計170人。
これが最大の見どころだし、カバ
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マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間(2023年製作の映画)

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戦争はX線写真のようだ。人間の中身が丸見えとなる。善人はより良い人になり、悪人はさらに悪くなる。
ウクライナ医師の言葉。

誰が見ても侵略戦争であり、ロシアに人道的な行動は一切ない。逃げ惑う市民と爆撃
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I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ(2022年製作の映画)

4.0

どうやったら、友達が出来るの?
まずは話を聞くこと。

これが今年最後の映画で良いって思える。

大学から人生が好転する。と信じてるイタい高校生。
今は仮だ、友情も。

SNL、初めてのバイト、NYU
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カーブルの孤児院(2019年製作の映画)

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先々週に続いて、東京外国語大学「TUFS Cinemaアフガニスタン映画特集」にて鑑賞。

『狼と羊』と同じ監督の作品。激動の1979年以降のカーブル孤児院が舞台。院長先生役の男優さんの手記をもとに作
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