なんというか、広大な湖の薄氷の上で、さあ割れるのかな？割れないのかな？的なシチュエーションスリラーが展開される作品かと思っていたら全然違いまして、車の中でむさ苦しい男達が四苦八苦する映画でした。
ルイス・キレスという監督のスペイン映画でして、これが結構楽しめました。
たしかNetflixオリジナル映画になるのかな？これは。
妻子持ちの中年の主人公が、転勤先の警察署での初仕事である受刑者の移送中に謎の襲撃に遭い、護送車の中でヤバそうな受刑者達と立て篭もるハメになるという新鮮なシチュエーションで、そこの部分だけでも面白い要素が沢山ありながら、誰がなんのために襲撃してきたかの謎の部分もなんとも言えない後味を残しましたね。
詳しくは言いませんが、もし自分なら終盤のとある展開には迷うまでもなくDo it！とか言ってんじゃないかと思います…。
序盤の受刑者の身体チェックのシーンが当然のようにサラッとモロ出しだったので、さてはこれは容赦ない系の作品だと思っていたらバイオレンスのゴア描写が毎回当然のようにサラッと出てくることの緊張感というのはこの作品に合ってました。
