チーズマンさんの映画レビュー・感想・評価

チーズマン

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映画って本当にいいもんですねえ。

あの空間が好きなので劇場で観た作品はそれだけで評価が上がりがちです。

映画(965)
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ゆれる人魚(2015年製作の映画)

3.8

なかなか独特な作品、新鮮で楽しかった。

アンデルセンの人魚姫がベースになってはいるけど、80年代の共産主義下ポーランドの退廃的な空気と当時実際にあったというナイトクラブ「ダンシング・レストラン」を舞
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アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)

3.8

ちょっとタイトルで損した気もする映画。

葛藤するトランスジェンダーの主人公の話とかを想像して観るとだいぶボヤけて物足りなく見えるかもしれない。

そもそも主人公のレイ(エル・ファニング)はとっくに決
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大列車強盗団(1967年製作の映画)

3.6

ピーター・イエーツ『ブリット』ぐらい観とかないとな〜と思ってたらジャケ借りでこっちを先に観てしまった。
これもピーター・イエーツだったのね。

それでもがっつり最初にカーチェイスで突っ走って、その後に
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黒い牡牛(1956年製作の映画)

4.0

まあ機会があれば観たいなあと思ってたら、近所のTSUTAYAに発掘されてた。

もちろん脚本は良いいんだけど、それだけの作品じゃなく音楽だって華を添えてるし、特にジャック・カーディフの撮影が素晴らしか
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魔女の宅急便(1989年製作の映画)

4.1

いやあ、ニシンのパイを渡す場面はいつ観ても苦い…。
でも必要な場面なんだけどね。


製作期間の短さからか忙しい宮崎駿が音楽演出にまで手が回らなくなって、代わりに高畑勲が音楽演出を受け持った事が今思う
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コンフィデンシャル/共助(2017年製作の映画)

3.9

北朝鮮のエリート刑事と、韓国のうだつの上がらない庶民派刑事の真逆のタイプのコンビによるバディ刑事物。
犯罪組織を率いて韓国へ逃亡した北朝鮮の元高官を捕まえるという、初の南北共助捜査。

映像の質感や編
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神弓 KAMIYUMI(2011年製作の映画)

3.5

ちょっと観たことない“弓アクションが主役”の、王道なリベンジ映画。

弓アクションの気持ち良さを十分に楽しめる作品で、敵も味方も“らしい顔”の役者達を揃えてるのがまた良い。

最初っから最後までほとん
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.7

続編、作っちゃいなよ。

さあどんなアホ設定だろうかと思いきや、曲がりなりにも一応ちゃんとワクワクさせてくれるから嬉しいねえ。

なんていうか、ジェイソン・ステイサムとメグの恋仲にリー・ビンビンがぐい
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ワンダーストラック(2017年製作の映画)

3.7

観終わった後、ああ良いタイトルだなと思った。
『ワンダーストラック』

1977年のミネソタ州と1922年のニュージャージー州、異なる時代を生きる少年と少女の“孤独が生み出した魔法”のようなおとぎ話。
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アンブレイカブル(2000年製作の映画)

3.8

カラッととは真逆、しっとりとぶっ飛んだとても変なヒーロー映画なのは変わりなかったけど、公開当時よりも大量のアメコミヒーロー映画がしのぎを削る現在に観返すとこれがまた面白かった。

例えばシャマラン作品
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SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.6

あのカン・ヒョンチョル監督の『サニー 永遠の仲間たち』を大根仁監督が日本の90年代を舞台にしてリメイクなんて面白いに決まってるだろうと、必要以上にハードルを上げてしまった部分はあったかもしれない。>>続きを読む

ありがとう、トニ・エルドマン(2016年製作の映画)

4.5

ありがとうトニ・エルドマン。

ドキュメンタリータッチだからこその諸々を炙り出すような非常に厳しい視点と、涙が出そうな優しさが“ウザさ”と共に渾然一体となって次々と押し寄せる癖のあるコメディ。
思った
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志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2017年製作の映画)

4.3

スルーしなくて本当に良かった。


1+1(+1)の、“異物”としてクラスから居ないことになってる人間達による隅っこの青春ドラマ。

人前だと言葉が詰まって何も言えなくなる女の子と、音楽が好きでミュー
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.8

なんと言ったらいいのかなあ、絶対に噛み合わない事柄の全てを同列に並べて「はい、これが世界です」って提示して見せた挙句すごいところに連れてかれる作品。
それはもちろんコーエン兄弟の独特なユーモアセンスと
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アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

3.6

ほぼクロスオーバーのないミニマムな作品。
『アベンジャーズ/ I W』の超こってりハイカロリーの後に一旦舌をリセットするのにうってつけの清涼感のあるパーソナルなバディ物。

予告で観た時の安心感を裏切
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タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

3.5

田舎の山小屋と湖、都会からキャンプしに来た男女の大学生グループ、そして髭面の山男達。
偏見を逆手にとったホラーコメディ。
人を見た目だけで判断するやつらに自業自得というには厳し過ぎる制裁が下る!笑
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シックス・センス(1999年製作の映画)

3.9

シャマラン作品でのブルース・ウィリスってやけにしなびれててちょっと独特なんだよね。
いくら頑張ってみても絶対にタンクトップ姿が想像出来ないようになってんだもの。
それを有りするこの雰囲気作りがまた素晴
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検察側の罪人(2018年製作の映画)

3.7

木村拓哉と二宮和也をぶつけた、見応えのある司法を跨いだ2つの正義のせめぎ合い。

まさかキムタクが原田眞人監督作品に主演で出るとはなあ〜。笑
いや、すごい良かったよ、最上という人物をキムタクが演じたこ
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皇帝ペンギン ただいま(2017年製作の映画)

-

あんな最果ての、過酷な氷の大地で、ずっと昔から今も続く皇帝ペンギンの営みを垣間見る、もうそれだけで感動してしまうんだけどなんでだろうね。

母ペンギンは卵を産むとそれをすぐ父ペンギンに渡して自分で餌を
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太陽の王子 ホルスの大冒険(1968年製作の映画)

3.2

高畑勲の初の長編アニメ映画。

高畑勲の真骨頂であり今となってはアニメ作品では当たり前となった、日常生活の描写を最初に取り入れたアニメ映画。
周囲からは、そんな冒険活劇と関係のない日常生活の描写を取り
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ハウルの動く城(2004年製作の映画)

3.7

10代の頃に観た時よりも全然面白いじゃないか。

非常にひねくれた恋愛映画としても面白いけど、とにかくジブリ作品の中でも“音”がとても良い作品だなと思った。
もちろん役者の声も含めて。

しかしマルク
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モンスター・ホテル(2012年製作の映画)

2.9

沢山出てくるモンスターのキャラクターが豊かだった。
特にドラキュラの父娘を見てるだけで楽しいし微笑ましい。
娘のメイヴィスが初めてコウモリになって飛ぶ練習で、ヘルメットかぶってるのとかかわいすぎるでし
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.5

ゴージャス“ファースト”!

曲者揃いの集団が作戦を練って犯罪をする様がカッコいいタイプの映画はどこか男の領域というイメージがあったから、新鮮だった。

華やかなキャストでゴージャスに決める、それがな
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.8

オープニングのショットからびっくりさせられる、まあなんとも独特な不条理スリラー。
そのオープニングのショットの後にゴミ箱に捨てられたまるで“心臓”のような使用済みのゴム手袋を見て、これから“命の扱いに
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最後の追跡(2016年製作の映画)

4.2

これはNetflixオリジナル映画の中では間違いなく傑作の部類に入るでしょう。

テイラー・シェリダンらしい題材の脚本もさることながら、メインキャストの演技が素晴らし過ぎる。
銀行強盗兄弟を演じたクリ
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否定と肯定(2016年製作の映画)

3.7

ホロコースト否定論者が自身を批判した相手を名誉毀損で訴えたところから次第に世論も巻き込んで話が広がり、まるでナチスによるホロコーストが有ったのか、無かったのかをこの裁判で決めるかのような雰囲気になって>>続きを読む

アウトサイダーズ(2016年製作の映画)

3.1

親父が率いる犯罪一家の一員として子供の頃からずっと社会の外側で暮らしてきた主人公(マイケル・ファスベンダー)が社会の内側で自分の妻と子供たちとの家庭を築きこうとする話。
好みの題材ではあるんだけど、驚
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ピッチ・パーフェクト(2012年製作の映画)

3.4

みんなキャラが濃いねえ、というかファットエイミーが異常に印象に残るんだけど。笑

曲も懐かしかったりしてとても楽しんだけど、思ったよりも全然ふざけてた。
そういうノリだとは思わなかったから、唐突なゲロ
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ダークタワー(2017年製作の映画)

2.9

ヒロインの居ないセカイ系を観させられてるようだった。


解像度高めな画作りのファンタジーは嫌いじゃないから初めはちょっとワクワクしたんだけど、結局のところ「きっとこんなもんだろうな」という想像を1ミ
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ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

3.9

観てる内にどんどん感覚が研ぎ澄まされる。

21世紀の『タクシー・ドライバー』というのは言い過ぎだと思うけど、厚みよりもエッジ、先端をもっと鋭く研いだような魅力を持つ作品なのは間違いないと思う。

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コマンドー(1985年製作の映画)

4.2

夜中の2時過ぎか、飲んでに家帰って寝る前に適当にツイッター見てたら、アトロクの野外イベントで今からなんと『コマンドー』吹き替え版をニコ生で実況しながら皆で観るとのこと。

観ながら寝ようと思ってたら結
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バオ(2018年製作の映画)

3.2

ちくしょう、CGなのにこんなに料理が美味そうに見えるなんて…。
よだれが…

インクレディブル・ファミリー(2018年製作の映画)

4.0

これはこのファミリーを好きになってしまうでしょ!


ピクサーでここまでアクションシーンの多い作品って他に無いんじゃないかと思うぐらい次から次へと色々なアクションが堪能できる。
特にあんなにアニメーシ
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火垂るの墓(1988年製作の映画)

4.1

小さい頃にテレビで観て、あんまり悲しい気持ちになったからそれ以来一度も観てなかった。

ちょうど読んでた高畑勲著の映画本が面白くて、タイミングも夏のこの時期だったからだいぶ久々に観てみたらやっぱ強烈だ
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.1

10km。

誰かの生と死、その尊厳。


現代アメリカを舞台にこういう西部劇が出来るんだと思うには十分な風格の映画。
家と家までが遠い雪に包まれた大地の、そのひたすらに寄る辺ない感じの中に垣間見える
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鬼火(1963年製作の映画)

3.5

ルイ・マル監督がエリック・サティの音楽にのせて、モーリス・ロネにパリの街を彷徨わせる映画。

とか書いてたら、あれ?なんかオシャレで良い感じの映画に思えてきた。
いやいやとんでもない。
実際はモーリス
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