冷蔵庫とプリンター

デヴィッド・アークエットは殺せない!の冷蔵庫とプリンターのレビュー・感想・評価

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 良かった。いかに被写体を魅力的に撮れるかという点に関して今作はかなり成功している。
 かつては有望視されていた落ち目の俳優が深刻なミッドライフクライシスを経てプロレスの世界で再起するという映画みたいな話で構成もよくできており、ダメ親父全開のデヴィッド・アークエットが復帰試合でタコ殴りにされるというある種の"禊"を最初に持ってきているからこそ、後半の再起を素直に祝福できるというもの。