じょり

エリザベス -狂気のオカルティズム-のじょりのレビュー・感想・評価

3.5
ある晩、ベッドで寝ていると男がナイフを首に当て声出したら家族を殺すと言い少女を家の外に連れて行き森で監禁する。聖書を間違った解釈をし一夫多妻制を強要攫われた少女は2番目の妻としてレイプされたそうです。次の日もまたその次の日も。。。


2002年6月に発生し2003年に解決した誘拐事件を題材にした作品です。
先日も似たような作品を鑑賞しましたが今作は被害者のエリザベス・スマートさんが語り手として作品に携わっていて驚きました。

9ヶ月に及んだ誘拐で14歳の女の子が前半はほぼ毎晩のように性奴隷として扱われただなんて想像を絶する地獄だっただろうなと思います。
「生きて絶対に家族のもとに帰るんだ」という強い意志と反抗だけしていてはただこの男を怒らせるだけだと感じ水汲みや聖書の言葉を学び従順な姿をみせて隙を伺うも酒や恐怖によって抑えられてしまう様子が描かれています。

変態とかそんな言葉では収まらない、第1の妻も男と同様に間違った捉え方をしているクソ女です。

第1の妻は懲役15年の刑なので出所しているでしょう。男は無期懲役です、70歳ぐらいになっているはずなので先はそう長くないでしょうね。最期まで苦しんで消えてくれ。

現在エリザベス・スマートさんは2人の子供に恵まれ静かな生活を送ってるようです。

「安全ピンが家族との繋がり」
じょり

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