まめだいふく

ソプラノズ ニューアークに舞い降りたマフィアたちのまめだいふくのレビュー・感想・評価

3.0
 マフィアと黒人とイタリア人と

 レイ・リオッタの一人二役目当てで鑑賞したので、とあるドラマの前日譚だとは知らなかった。
 まあ前日譚だから、そのドラマを知らなくても問題ないだろうと思ったのだけど、マフィアファミリーの家族構成からすでに迷宮。こりゃあかんわ。
 で、観終わってから知ったことなんだけど、ドラマの方のトニー・ソプラノを演じていたジェームズ・ガンドルフィーニの息子が、本作の若かりし頃のトニー・ソプラノを演じているという、ドラマファンにとっては何とも胸アツなキャスティング。ああ、やっぱり本作はドラマを鑑賞済みの人向けなのか。

 目当てだったレイ・リオッタの一人二役はマフィアの兄弟(双子?)だった。
 動と静という感じの演じ分けはさすがだったし、片方は刑務所に入っているという設定で、体型ももう片方より痩せている。ここら辺の役作りもしっかりしてる。刑務所暮らしの方のレイ・リオッタはものすごく落ち着いてて、何か悟りを開いているような感じが良かった。欲を言えば、レイ・リオッタとレイ・リオッタの会話シーンを見たかったなあ。

 ストーリーに関しては何かピンとこないまま終わってしまったという感じ。ただただみんなが仲が悪い故に起こる争いを淡々と描いてる。

 そういえばヴェラ・ファーミガ、しばらく気付かなかった。
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