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ワーキング・ガールズのmat9215のレビュー・感想・評価

ワーキング・ガールズ(2020年製作の映画)
2.5
柄の悪いバンリューを舞台にして、ギリギリの生活を懸命に生きる人々というと、ダルデンヌ兄弟作品が想起される。彼らのヒリヒリした緊張感とは違うけど、本作もショットの一つ一つが丁寧で気合いが入っている。女たちが強くて、出てくる男たちが揃ってクズというのは、最近のフェミ映画に共通する設定。じつは、溝口健二の『浪華悲歌』や『祇園の姉妹』は、今を遡ること70年以上前のフェミ映画だったと言えるだろう。
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